2022年07月04日

協会名変更のお知らせ


平素は当協会の各種活動につきまして、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび当協会の名称を「文化財石垣補修・補強技術協会」より「文化財石垣・石積擁壁補強技術協会」に変更することと致しました。
協会は、これまで、城壁及び伝統的建造物群石垣の孕み等の変状に対して施工・模型実験,高度な解析により,美観を損なわずに耐震性を向上させる石垣の補修・補強対策工法を構築し、その技術を広く全国に普及させることを目的として「文化財石垣補修・補強技術協会」として活動して参りました。

近年、地球温暖化の影響による降雨量の増加や大規模な地震が多くなっているため、擁壁の被害が急増しています。令和3 年6 月に大阪市西成区では、空石積擁壁が崩壊し、住宅2棟(計4 戸)が崖下に崩落する事故がありました。令和3 年8 月に⾧崎県佐世保市田の浦町では、大雨の影響によりコンクリート擁壁が崩落しました。令和4 年5 月には神奈川県横浜市中区打越の住宅地でブラフ擁壁が倒壊しました。

このように、毎年、宅地擁壁の被害があり、自治体からの相談要望が多いため、当協会としてもその対応に追われています。
当協会の技術は石積擁壁への適用も可能なことから、協会名を「文化財石垣補修・補強技術協会」から「文化財石垣・石積擁壁補強技術協会」に改めました。

つきましては、何とぞ倍旧のご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。

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